アスレチックス右腕 新ヤンキースタジアムで“史上初の体験”

[ 2016年4月21日 13:40 ]

アスレチックスのケンドール・グレーブマン投手 (AP)

ア・リーグ アスレチックス5―2ヤンキース

(4月20日 ニューヨーク)
 アスレチックスのケンドール・グレーブマン投手(25)が20日のヤンキース戦で、新ヤンキースタジアムとなってからは初めて先発投手が打席に立つという稀有な体験をした。

 アスレチックスは4回の守備から「4番・三塁」で先発出場していたバレンシアが足の張りを訴え、試合を退いた。これによりシフトの変更があり、二塁のコグランが三塁、指名打者のローリーが二塁の守備に就くことになった。

 指名打者を解消したアスレチックスは、バレンシアが打っていた4番に先発投手のグレーブマンを組み入れて、オーダーを構成。同投手は5回に打順が回ってきたが、それまで1失点と好投を続けていたため、代打を送られることなく打席に向かった。

 これが2009年に開場した新ヤンキースタジアム史上初の瞬間だった。指名打者制を採用するア・リーグの試合で投手が打席に立つこと自体がかなり珍しいが、先発した投手が同球場の打席でバットを構えることはこれまでになかったとのこと。グレーブマン本人にとってもメジャー初打席となったが、結果は空振りの三振。しかし、本業では7回途中、6回1/3を投げ、3安打1失点と見事な投球で今季初白星を手にした。

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2016年4月21日のニュース