来日初勝利のバース　記念球は300勝栗山監督に「あげたいと思う」

＜日・西＞力投する日本ハム・バース

パ・リーグ 日本ハム４―３西武

（4月21日 札幌Ｄ）
　海を越えても勝利の味は格別だった。日本ハムの新助っ人、アンソニー・バース投手（２８）が“４度目の正直”で来日初勝利。

　「うれしいです。ここまでとても苦しかったので…」。ここまで３戦全敗。この日も２点リードの４回にメヒアに２ランを被弾し、一度は同点に追いつかれるなど６回１／３を４安打３失点。「積極的に攻めて、バックを信じて投げた」。その粘りが６回、陽岱鋼（ヨウ・ダイカン）の勝ち越し２ランを呼び込んだ。

　くしくもこの日の勝利で栗山監督は球団史上６人目となる３００勝。それを伝え聞いた右腕は「僕よりもっとウイニングボールにふさわしい人がいるので、あげたいと思う」と笑顔。バースといえば強打を誇った元阪神のバースが有名だが、投げる最強助っ人の“バースデー”となるかもしれない。