美人過ぎるルーキーに神サポーター、日本のエース…今注目したい女子野球

[ 2016年4月15日 10:26 ]

ファンサービスする女子プロ野球埼玉の加藤

 日本女子プロ野球・埼玉アストライアの本拠開幕カード、兵庫ディオーネ戦を取材した。埼玉にはヤクルト・川端の妹である川端友紀内野手(26)と「美人過ぎる女子野球選手」として話題の新人・加藤優外野手(20)が所属。試合前にはCMの「神スイング」で話題となり、埼玉の公認「神サポーター」を務めるタレントの稲村亜美(20)が始球式を行うこともあって、会場の川口市営球場は熱気にあふれていた。注目の加藤は9日の第1戦で代打でプロデビューを飾り、翌10日の第2戦ではプロ初安打を含む2打数2安打と奮闘した。

 埼玉はこの2連戦で連敗を喫したが、9日には2088人、10日には今季リーグ最多となる2538人の観客が来場。加藤は9日のデビュー戦後「正直、チームに合流したときはプレッシャーを感じた時期もあって、早く試合に出なきゃいけないとか焦りがあった」と振り返る一方で「今はどっしりと構えられるようになっている。こんなたくさんのお客さんの中で野球をしたことがなかったので、鳥肌でした」と感激の面持ちだった。試合後はハイタッチでファンをお見送りしていた。

 川端や加藤以外にも注目選手はいる。14年の女子野球W杯で侍ジャパン女子代表(マドンナ・ジャパン)をエースとして史上初の4連覇に導き、大会MVPに輝いた里綾実投手(26)は兵庫に所属。9日の埼玉戦でプロ通算200奪三振を達成し、日本のエースとして新たな勲章を手にした。兵庫で里の女房役を務める寺部歩美捕手(23)もW杯優勝メンバーで、昨季の女子プロ野球では最優秀新人賞とベストナインに輝いている実力者だ。

 10年から始まった女子プロ野球は、89年から始まったサッカー・なでしこリーグ(当時の名称は日本女子リーグ)に比べるとまだ歴史は浅い。それでも、加藤は「まだまだお客さんが来てほしいと思っている。一番入った時期は5000人入ったと聞いているので、いつか越せるように、もっと女子プロ野球を広めていきたい」と力を込める。きっかけは“推しメン”探しでもいい。会場で一度、彼女たちのプレーを目にしてほしい。(記者コラム・原田 真奈子)

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2016年4月15日のニュース