【大野豊の視点】広島打線に勢い つながりが大きな強みの一つ

[ 2016年4月15日 10:35 ]

<広・中>阪神と同率首位になった緒方監督(中央) 

セ・リーグ 広島10-1中日

(4月14日 マツダ)
 両チームの打線の勢いの差を感じた。中日の5番以降が3安打しか打てなかったのに対し、広島はエルドレッドのソロアーチなど4安打もコンスタントに出塁し得点6を記録した。本塁打はもちろんだが、この、つながりが今の広島の大きな強みの一つと言っていい。

 前回の登板で1安打完封した中日先発・小熊とどう対峙するか注目していたが、小熊の制球力が前回よりもなかった。先発経験が少なくスライド登板が微妙に影響したかもしれないが、丸、エルドレッドが一発攻勢。特に、エルドレッドのアーチがリズムを大きく狂わせた感じがあり、価値ある本塁打だった。

 ジョンソンは7回を除き毎回走者を出したが、調子の良い悪いに関係なく「いい投球」に見せる、らしさを出していたと思う。

 16日からは巨人、DeNAと敵地で各2連戦を戦う。まだまだ順位を気にする時期ではなく、貯金を増やしていくことだけに集中すればいい。(スポニチ本紙評論家)

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