神宮球場借用「期間長い」ヤクルト、六大学など五輪組織委と協議へ

[ 2016年4月15日 18:48 ]

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が大会準備や運営のために同年5~11月の間、神宮球場の借用を求めている問題で、球場を管理する明治神宮外苑は15日、プロ野球ヤクルトや東京六大学野球連盟など使用4団体を集めた初の意見交換会を開いた。神宮外苑の成瀬伸之総務部長は「協力しないという話ではないが、期間が長く、難しいというのが共通の認識」と述べた。

 組織委は、新国立競技場に隣接する同球場を機材置き場やボランティアの待機場所と想定している。しかし、同時期は例年、プロ野球や大学、高校の公式戦が実施されており、今後は組織委を交えて期間短縮や補償費の問題を協議する方針となった。ヤクルトの球団幹部は「5月から11月というのが本当に組織委にとってぎりぎりの要望なのか。まずはそこを確認したい」と話した。

 成瀬総務部長は、組織委が20年1月から神宮第二球場の借用を要望していることも明らかにした。

続きを表示

2016年4月15日のニュース