オコエ2軍 7打数無安打、ケガ人続出で梨田監督「緊急事態」

[ 2016年4月15日 05:30 ]

<楽・ロ>試合開始に2軍行きが決まり、報道陣の質問に答えるオコエ

 楽天のドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(18)が14日、出場選手登録を抹消された。当初は1軍ベンチに置いて英才教育を施しながら、2軍戦で実戦経験を積ませる予定だったが、藤田、岡島とケガ人が続出。梨田監督は「もうちょっと置いておきたかったけど、これだけ故障者が出たらね。緊急事態」と2軍落ちの理由を説明した。

 オコエは将来の主力と期待され、12球団の高卒新人では唯一の開幕1軍入り。主に代走や守備固めとして11試合に出場も、打撃は7打数無安打だった。外野陣では、開幕から全試合1番で出場していた岡島が椎間関節炎のため、この日出場選手登録を抹消。攻撃力の低下は否めず、オコエは打撃に課題が残るため、代わりに2軍で好調な中川、島内の昇格を決めた。

 オコエは、キャンプ初日から1軍に同行していたため、プロ初の2軍落ち。それでも「一番高いレベルの投手の球を見ることができたし、(松井)稼頭央さんの守備も見られて良い経験ができた」と前向きに捉えた。梨田監督からは、監督室で2軍降格を伝えられ「いずれは中軸となってチームを救う選手となってくれ」と激励を受けた。

 「2軍に行くとなって悲しいとかはない。もっと試合に出たかったし、2軍でもっといい経験をしていきたい」。1軍で過ごした時間を糧にさらなるレベルアップに励む。(徳原 麗奈)

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2016年4月15日のニュース