また投手に打たれ…由伸巨人、首位陥落 13戦目で今季初連敗

[ 2016年4月9日 06:03 ]

<中・巨>4回に勝ち越しを許した高木勇(手前)を頭をかきながら見つめる高橋監督

セ・リーグ 巨人2―3中日

(4月8日 ナゴヤD)
 巨人が今季13試合目で初の首位陥落。またしても投手に痛打され、今季初の連敗を喫した。高橋監督は「(投手の打席は)アウトを取らないといけない」と指摘した。

 2点を先制した直後の2回。2死一、三塁から大野に左前に運ばれた。三塁走者が生還。続く大島にも適時打を許し、同点に追いつかれた。「もともと打撃はいい方ですが、あそこで打たれたら駄目。ピッチャーですから」と高木は悔やんだ。

 いつも以上に気持ちが高ぶる理由があった。高木は同じ三重出身で、小児がんと闘う小学2年生の林蓮温(れん)くん(7)の支援を続けている。この日は昨年6月に退院した蓮温くんを初めてナゴヤドームに招待していた。だが、6回途中3失点で降板し、チームが勝利する瞬間も届けられなかった。

 前日7日の阪神戦では平良がメッセンジャーに2点タイムリーを打たれ、5日の同カードでもポレダが藤浪に適時打を許していた。村田ヘッドコーチは「投手は(打者として)ミーティングもしない。そこが敗因。負けにも負け方があるよな」と投手陣に苦言を呈した。

 「切り替えて?その通りですね」と指揮官。敗戦を糧に変え、目の前の試合で生かしていく。(川手 達矢)

続きを表示

この記事のフォト

2016年4月9日のニュース