東洋大1年山下 スーパー救援 指揮官絶賛「奇跡の勝ち点」

[ 2016年4月9日 05:30 ]

<専大・東洋大>好リリーフを見せた東洋大・山下

東都大学野球第1週最終日 東洋大6―5専大

(4月8日 神宮)
 3回戦1試合が行われ、7季ぶりに1部復帰の東洋大が専大を6―5で下し、2勝1敗で勝ち点1を挙げた。3番手の1年生・山下雅善投手が2回1/3を無失点に抑える好救援。打線は3回に鳥居丈寛内野手(4年)が1部リーグ初本塁打となる決勝の満塁弾を放った。

 東洋大の1年生ストッパー・山下が神宮のマウンドで輝いた。7回に1点差に迫られ、なおも2死一、二塁から登板。右横手から最速140キロの直球を軸に無失点に抑え、リードを守り抜いた。

 「思い切り腕を振ることだけ考えた」。東邦(愛知)では、1年時は上手投げだった。しかし、1学年下で今春のセンバツにも出場した「バンビ2世」こと藤嶋の入学が決まると「同じタイプでは戦えない」と横手に変えた。「藤嶋の活躍は正直悔しいけど、サイドにするきっかけになった」。3年夏は背番号11で藤嶋が1だった。それでも大学では1年生ながらオープン戦から抑えを任され、結果を残した。「今こんなに使ってもらえて感謝したい」と山下。高橋昭雄監督も「奇跡の勝ち点。1年生がよく投げた」と称えた。

 ▼東洋大・鳥居(3回に決勝の満塁弾)満塁本塁打は人生初。思い切り振ろうと心掛けた。結果が出てよかった。

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2016年4月9日のニュース