雄星 三度目の正直1勝「勝てなくて焦りもあった」

[ 2016年4月9日 05:30 ]

<ロ・西>増田(左)からウイニングボールを受け取り笑顔の菊池

パ・リーグ 西武5―3ロッテ

(4月8日 QVCマリン)
 三度目の正直だ。西武の菊池が今季3度目の先発で初勝利を手にした。

 初回に本塁上のクロスプレーがビデオ判定でアウトからセーフに覆って1点を失ったが「初めてのケースで間が空いたけど、しっかり(次の打者を)遊ゴロに打ち取れた」と動揺はなかった。毎回のように走者を背負っても粘り強く投げた。5回2死一塁では清田を147キロ直球で空振り三振に仕留めてガッツポーズ。6回7安打2失点でチームを4連勝に導いた。

 7年目にして初の開幕投手を務めたが、2試合連続で勝ち星に恵まれなかった。「2試合勝てなくて焦りもあった。開幕投手を務めたシーズンの初勝利は今まで以上にうれしい」。ウイニングボールをポケットにしまい込んでバスに乗り込み「今回は大事に取っておきます」と会心の笑みを見せた。 (重光 晋太郎)

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