由伸巨人 初伝統の一戦ミス連発で完敗 バッテリー乱された

[ 2016年4月6日 05:30 ]

<巨・神>険しい表情で試合を見つめる高橋監督(中央)

セ・リーグ 巨人2-8阪神

(4月5日 東京D)
 今季ワーストの8失点で、伝統の一戦の初戦に完敗した。足を使ってかき回された後味の悪い黒星に、巨人・高橋監督の声のトーンは低かった。

 「ミスがたくさんあった。防げるというか、防がなきゃいけないことの方が多かった。防げるミスがいくつかというか、出れば、こうなる」

 昨季阪神戦5勝のポレダと、相手エース藤浪のマッチアップ。「そんなに点の入るゲームにはならない」というのが指揮官の見立てだった。先制を許した直後の初回無死一塁、立岡に送りバントのサイン。今季10試合目で初めての初回犠打は、2死からギャレットの中前同点打につながった。

 だが、3回無死一、三塁から横田の高いバウンドのゴロをポレダが緩慢な守備で内野安打として勝ち越されると、その後は重盗を許すなどこの回3失点。6回1死一塁では無警戒で一塁走者ゴメスに二盗を許し、さらにボークなどで4失点と、ミスの連続で大量失点した。捕手の小林誠は「完全にノーマークだった。バッテリーのミス」と反省。村田ヘッドコーチも「負け方が悪い。ミスがあんなに出たら勝たれへんよね」とした。

 金本阪神の機動力野球について、高橋監督は「そんなのは初めっから分かっていること」と言い放った。今季初のカード初戦黒星は、連勝で取り返すしかない。(春川 英樹)

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2016年4月6日のニュース