ロイヤルズ クエトがドミニカ初のWシリーズ完投!「誇らしく思う」

[ 2015年10月29日 14:26 ]

ワールドシリーズ第2戦、ロイヤルズの先発・クエトは8回を投げ終えたところでガッツポーズを見せる (AP)

ワールドシリーズ第2戦 ロイヤルズ7―1メッツ

(10月28日 カンザスシティー)
 米大リーグ、ワールドシリーズの第2戦が28日に行われ、ロイヤルズがメッツに快勝を収めて2連勝を飾った。ロイヤルズはこの勝利で球団記録のプレーオフ7連勝。その記録に花を添えたのが先発したジョニー・クエト投手(29)の快投だった。

 クエトは4回に先制点を許したが、その回の途中から9回2死まで打者15人連続で凡打に切って取る投球を披露。終わってみれば、2安打1失点で9回を完投して見せた。ワールドシリーズで2安打以下での完投が記録されるのは、1995年にブレーブスのグレグ・マダックスがマークして以来。また、ドミニカ共和国出身の投手が同シリーズで完投したのは初めてのことだった。

 「まず神に感謝したい。先発の機会を与えられたこと、そして結果を出せたことをね」。長いドレッドヘアーがトレードマークのクエトはそう語ると、ドミニカ共和国の投手では初となるワールドシリーズ完投に触れ、「とても誇らしく思うよ」と胸を張った。

 前回登板した19日のブルージェイズ戦では2回8失点と精彩を欠いたが、いよいよ昨季20勝の本領を発揮。ヨースト監督も「期待通りの働きだった。ボールを低めに集め、緩急をつけていた。完投してくれて、救援陣を休ませることができたのも大きい」と納得の様子だった。

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