ヤク、14年ぶり日本一届かず…白星は山田3連発の第3戦のみ、石川、無念2敗目

[ 2015年10月29日 21:55 ]

<ヤ・ソ>6回1死一塁、三ゴロ併殺打に倒れ、沈黙するヤクルトファンの前でうなだれるバレンティン

日本シリーズ第5戦 ヤクルト0―5ソフトバンク

(10月29日 神宮)
 14年ぶりに出場したヤクルトの日本シリーズは第5戦で早くも幕を閉じた。白星は若きスラッガー、山田のシリーズ史上初となる1試合での3打席連続アーチで沸いた第3戦のみ。王手をかけられて臨んだ第5戦も0―5で敗れ、通算1勝4敗での敗退となった。

 先発したのは35歳のベテラン左腕・石川。ヤクルトが前回セ・リーグを制した2001年の翌02年入団で、プロ14年目にして初めて味わう優勝だった。そして開幕投手の大役を任された24日の第1戦は、4回8安打3失点で敗戦投手。第5戦は不完全燃焼の投球から中4日で臨んだマウンドだった。

 だが、初回、先頭の川島にいきなり二塁打を浴びてピンチを招く苦しい立ち上がり。この回は粘って後続を断ち切ったが、4回、1死三塁の場面でカウント2ボール1ストライクからのカットボールを李大浩(イ・デホ)に左翼ポールぎりぎりに運ばれ2点を失うと、5回には先頭の今宮に二塁打された後、1死から投手のスタンリッジに四球を与えて1死一、二塁とした場面で降板。味方の失策も絡んで2点を失い、4回1/3で77球を投げ、5安打4失点で今シリーズ2敗目となった。

 打線もソフトバンクの先発・スタンリッジに6回4安打零封され、その後も森、バリオスの継投に雄平の内野安打1本のみ。最終回は守護神サファテに3者凡退に抑えられ、第2戦に続く零封負けでの悔しい終戦となった。

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2015年10月29日のニュース