館山、自滅4四球…13年目初シリーズは3回5失点KO

[ 2015年10月29日 05:30 ]

<ソ・ヤ>初回1死一、二塁、李大浩に左前適時打を打たれガックリの館山

日本シリーズ第4戦 ヤクルト4―6ソフトバンク

(10月28日 神宮)
 先発の館山にとっては、最初で最後の今シリーズ登板だったが、3回を4安打5失点に沈んだ。

 「四球が多すぎた。きょうに始まったことでなく、年間を通じてそうだった。四球の後に粘れるかどうかだった」

 初回に2四球で走者をため、李大浩に先制左前打。3回も2四球が絡んで無死満塁とし、李大浩に走者一掃の左中間二塁打されるなど4点を奪われた。捕手の中村も「ブルペンから制球できていなかった。何とか助けたかったが、制球できる球がなかった」と話した。

 プロ13年目で初めて上がった日本シリーズのマウンド。「(重圧は)全くなかった」という。「(テレビの)ニュースは三振か本塁打のシーンばかり。先入観を持たないようにしたい」と事前情報も直前まで控え、自らの投球にかけた。3度の右肘じん帯再建手術を乗り越えて復活した右腕だが、日々状態が変わる不安が最後に出てしまった。

 真中監督は「先発が勝敗を占めるウエートは高い。何とか踏ん張ってほしい」と話してきたが、先発は4戦とも5回まで投げ切れていない。先発の奮起なくして、崖っ縁からの逆襲はない。

続きを表示

2015年10月29日のニュース