お得意様のはずが…広島 最下位DeNAにまさかの負け越し

[ 2015年8月29日 05:30 ]

<D・広>5回無死一、二塁、菊池の遊ゴロで二走・福井(左)が三塁に滑り込むもバルディリスが好捕しアウトに

セ・リーグ 広島3-6DeNA

(8月28日 横浜)
 セ界上位の巨人、阪神相手に4連勝を飾った勢いはどこへやら。6連敗中の最下位・DeNAに痛すぎる取りこぼしだ。敵地で完敗を喫し、07年以来8年ぶりのカード負け越しが決定。緒方監督は「点を取れなかった。攻撃面で反省がある」と敗戦の責任を口にした。

 ポイントは2点差で迎えた5回だ。先頭・福井の四球と田中の右前打で築いた無死一、二塁の場面。カウント3―1からの菊池のゴロは遊撃左に転がり、二走・福井が三塁で封殺された。犠打ではなく強行選択は一気の逆転を狙ったのか。指揮官は言葉を重ねる。

 「攻撃の流れを悪くしてしまった。あそこでつないでいればビッグイニングになったかもしれないけど、それは結果論」

 阪神、巨人には貯金8を数えるのに、下位の2チームには逆に借金12。長くお得意様だったDeNAに負け越し、指揮官は「悔しいけど、明日からまた1戦1戦全力でやるしかない」と声を絞り出した。

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2015年8月29日のニュース