巨人ドラ1岡本 ホロ苦二飛デビュー 代打でプロ初打席初球打ち

[ 2015年8月29日 05:30 ]

<巨・中>7回無死一塁、プロ初打席の岡本は二飛に倒れる

セ・リーグ 巨人7-0中日

(8月28日 東京D)
 黄金ルーキーが東京ドームでついにデビューした。7―0の7回無死一塁、巨人のドラフト1位・岡本は4万5739人の大歓声に迎えられ、高木勇の代打で打席に入った。

 「岡本コール」で沸く中、祖父江の初球、低め144キロ直球を振り抜き、初打席は二飛に倒れた。

 「今まで受けたことのない歓声が聞こえてうれしかった。結果は駄目だったけど、1年目から1軍の舞台に立たせていただき良い経験になりました」

 試合前の走塁練習ではズボンの左太腿裏部分が破け「気合が入り過ぎちゃいました」とおどけた。ベンチ裏で準備中は「緊張した」というが、「打席に入ればいつもと同じ景色で平常心でいられた」。内田2軍打撃コーチの教え通り、初球からスイングし「積極性は持ち味。少々のボール球でも振っていこうと決めていた」と振り返った。

 8回から就いた三塁の守備では平田の三ゴロを軽快にさばいた。原監督は「一歩を踏み出した。生涯忘れられない打席だろうし、良いスタートを切ったと思います」。高校通算73本塁打を誇る19歳は「ここで活躍するためにやっているので、しっかり努力していきたいです」と力を込めた。 (青木 貴紀)

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