オコエ、ミラクル走塁で勝利貢献も 反省「国際大会では…」

[ 2015年8月29日 21:01 ]

<日本・米国>5回2死一、二塁、相手の守備が乱れる間に本塁に生還したオコエは清宮とハイタッチ

第27回WBSC U─18(18歳以下)ワールドカップ1次ラウンドA組 日本3―0米国

(8月29日 舞洲ベースボールスタジアム)
 夏の甲子園ではもちろん、前日28日のブラジル戦でも俊足を披露したオコエ瑠偉(3年・関東第一)が、大会2連覇中の“王者”米国相手でも、その足が通用することを証明した。

 5回2死二塁、快足を飛ばした自身の一塁への内野安打がこの日の2点目を生み出すと、2死一、二塁の場面。二走のオコエは、けん制球に誘い出されて二、三塁間に挟まれたが、三塁手の二塁への送球が逸れ、さらにカバーに入った中堅手が処理にもたつく間に一気に本塁へと激走。最後は捕手のタッチをかいくぐって生還し、貴重な3点目を手繰り寄せた。

 それでも試合後の自己評価は「ミスから始まった走塁だったから」と辛口。「日本ではボークになるフォームでも、国際大会ではアリなので、そこに対応しきれてなかった」と反省が口をついた。それでも米国に勝ったことが「自信になった」と笑顔。「この自信を次の試合に生かして、気を抜かずも頑張りたい」。その目は30日の次戦、オーストラリア戦に向けられていた。

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