ロッテ涌井 最多勝諦めん11勝「とっとと投げてとっととベンチに」

[ 2015年8月29日 05:30 ]

<ロ・オ>田村(左)に、おなじみの塩対応をする涌井

パ・リーグ ロッテ6-1オリックス

(8月28日 QVC)
 6年ぶり3度目となる最多勝のタイトル獲得に望みをつないだ。ロッテ・涌井が7回1失点の好投で11勝目。日本ハム・大谷に2差に迫った。

 降雨によるグラウンド整備で2度の中断を挟みながらも集中力を切らさず、「(マウンド状態など)気にしだしたらリズムが悪くなるので、とっとと投げて、とっととベンチに帰ろうと。打者も雨を気にして、低めに集めれば打てなくなるから」。CS進出を争うチームの連敗を3で止め、安どの息をついた。

 今春キャンプ中のこと。移籍1年目の昨季は8勝で終わった涌井は、宿舎で伊東監督に「今年は最多勝を獲ります」と宣言した。その指揮官は29日が53歳の誕生日。西武監督時代からの愛弟子に贈られた“前祝い”の快勝に「久しぶりに安心して見られたゲーム」と上機嫌だった。 (東山 貴実)

 ▽井口(ロッテ)通算350二塁打 28日のオリックス20回戦(QVCマリン)の5回に白仁田から放って達成。プロ野球39人目。初二塁打はダイエー時代の97年7月8日のロッテ戦。

 ▼ロッテ・井口 350本はまだまだ通過点。これからも1本ずつ積み重ねていきたい。

続きを表示

この記事のフォト

2015年8月29日のニュース