筒香 満塁弾で連敗止めた!最下位だけど球団新今季33度目満員御礼

[ 2015年8月29日 06:03 ]

<D・広>3回、中畑監督は筒香の満塁本塁打にベンチでガッツポーズ

セ・リーグ DeNA6-3広島

(8月28日 横浜)
 本拠地・横浜スタジアムを埋めたファンは、この興奮を待っていた。0―0の3回1死満塁。DeNAの4番・筒香は福井の真ん中高めに抜けたフォークを見逃さなかった。打球はライナーで右翼席に突き刺さった。

 今季19号は、今年4月24日の中日戦(横浜)以来、自身2本目のグランドスラム。初回の第1打席は1死一、三塁で見逃し三振に倒れただけに「絶対打つという強い気持ちで打席に入った」と集中力を高めた。4番の一打で、チームは連敗を6で止め、広島戦は07年以来、8年ぶり勝ち越し。だが、お立ち台では「安心している暇はない」と笑顔は一切なかった。

 チームは前半戦首位ターンから最下位に転落し、しかも連敗中。それでも、2万6713人の観客が来場し今季33度目の満員御礼となった。これは日本一に輝いた98年の32度を超える球団新記録。ファンの熱い声援に応えた思いは強かった。

 中畑監督も、試合前練習に20日のヤクルト戦(横浜)で着用した「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」の帽子をかぶって登場した。星の刺しゅうが通常の金色ではなく、白星を願う白色の特別バージョンだ。験担ぎしない指揮官には珍しかったが、白星への執着が実を結び「久しぶりだな、この雰囲気は」と声を弾ませた。

 「(ファンの声援は)いつも力になっている。ベンチの中も誰一人として諦めずに勝とうとする意識がある。勝つしかない」と筒香。残り24試合。逆転CS進出へ、勝ち続けるのみだ。 (平尾 類)

 ▼DeNA・三嶋(5回2失点で今季5勝目)中継ぎ陣が連日頑張っている中、先発として長い回を投げられないようでは信頼を得られないです。

 ▼DeNA・ロペス(5回に3試合連続の20号左越え2ラン)試合に勝つことができたのが一番うれしい。

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