9回、東海大相模が一挙4点!10―6で仙台育英を下す

[ 2015年8月20日 15:16 ]

<仙台育英・東海大相模>9回、勝ち越し本塁打を放つ小笠原

第97回全国高校野球選手権決勝 東海大相模10―6仙台育英

(8月20日 甲子園)
 創設100年の節目を迎えた第97回全国高校野球選手権大会の最終日は20日、甲子園球場で仙台育英(宮城)―東海大相模(神奈川)の決勝が13時に開始した。

 東海大相模は今秋ドラフト1位候補に挙がるエース左腕・小笠原慎之介投手(3年)が先発。仙台育英は前日の準決勝で早実打線を6安打完封した佐藤世那投手(3年)がマウンドに上がった。

 初回、表の攻撃で東海大相模は千野の左安打、宮地が遊ゴロで倒れるも杉崎の中二塁打と豊田の左前二塁打で2点先制した。仙台育英は裏の攻撃で2死一、三塁のチャンスをつくるも百目木が一ゴロに倒れた。

 2回は両校ともに無得点。3回、東海大相模は杉崎、豊田、磯網、長倉の4連打で2点を追加した。仙台育英は4点ビハインドから青木、平沢、郡司、百目木の“4連打返し”で3点を返し1点差とした。

 4回、東海大相模は2死から宮地の左二塁打と豊田の左前打で2点を加点した。仙台育英はこの試合初の3者凡退に終わる。

 5回、東海大相模も3者凡退。仙台育英は1死二塁の好機を迎えるも主軸の平沢、郡司が三振、二飛に倒れた。

 東海大相模は6回の攻撃も3者凡退に。仙台育英は四球と2つの安打で1死満塁の好機を迎える。佐藤世が三振に倒れるも佐藤将が走者一掃の中三塁打を放ち同点に追いついた。7、8回は両校ともに無得点だった。

 9回、東海大相模はエースの小笠原が右翼席へ運ぶソロを放ち勝ち越した。その後も3つの二塁打などでこの回4点を加点。一気に突き放した。仙台育英は裏の攻撃で3者凡退。最後に力尽きた。

 東海大相模は1970年以来45年ぶり2度目の夏の全国制覇を達成した。

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