長倉主将、小笠原と中高で全国制覇「最後までついてきてくれて良かった」

[ 2015年8月20日 16:30 ]

<仙台育英・東海大相模>優勝を決め、抱き合って喜ぶ東海大相模・小笠原(右)と長倉

第97回全国高校野球選手権決勝 東海大相模10―6仙台育英

(8月20日 甲子園)
 勝利の瞬間、161球を投げ抜いたエース・小笠原とがっちりと抱き合って喜びを分かち合った東海大相模の長倉。高校野球100年の節目の大会で優勝校の主将として歴史に名を刻み、「みんなの支えがあってここに立っていられると思うので、仲間のみんなに感謝したい」と笑顔をはじけさせた。

 序盤に4点のリードを奪うも、6回には6―6の同点に追いつかれる苦しい展開。それでも笑顔で小笠原らナインを鼓舞してチームを立て直し、9回の勝ち越しにつなげた。バットでも3回にリードを4点に広げる左翼線適時二塁打を放つなど貢献。試合後の表彰式では45年ぶりの深紅の大優勝旗をしっかりと受け取り、口元に笑みをたたえて喜びをかみしめた。

 小笠原、遊撃手の杉崎とは中学時代も湘南ボーイズでチームメート。2012年ジャイアンツカップで日本一に輝いたのに続き、高校でも全国制覇を達成した。「みんなには厳しい言葉ばかりかけて、嫌われ役というか、みんな自分のことをどう思っているか分からないですけど」とチームを引っ張ったこの1年を振り返った主将。「最後にこういう結果になって、最後まで自分についてきてくれて良かったと思います」と仲間への感謝を口にした。

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2015年8月20日のニュース