打者・大谷 再調整へ 投手では地方先発は3戦3勝

[ 2015年6月23日 05:30 ]

飲み物を手に搭乗口に向かう大谷
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パ・リーグ 日本ハム―ロッテ

(6月23日 旭川)
 日本ハム・栗山監督が22日、打率・175と低調が続く「打者・大谷」の再調整を示唆した。23日からロッテ2連戦がある旭川へ向け、羽田空港から出発した指揮官は「自分で(出場機会を)つかみ取らないといけない。(ソフトバンクとの)3試合の結果を受ける」と明かした。

 21日までのソフトバンク戦で3タテを食らい、首位から陥落。大谷は3戦連続で「5番・DH」で先発出場し、12打数1安打、7三振の大ブレーキだった。「(投打)2つやるために、無理やりやらせているわけではない」。指揮官がそう言うように、チームを勝利に導いてこその二刀流。昨季、打率・274、10本塁打を残した非凡な打撃センスが発揮されなければ、起用の意味はない。

 ひとまず、旭川ではエースとしてマウンドに集中する。出番は、あす24日。中9日を空けた先発へ、大谷は「それ(投手と野手)は別。マウンドで引きずることもない」と気持ちをすでに切り替えていた。地方球場では相性がいい。昨年から先発で3戦3勝。中継ぎを含め、プロ1年目から22イニング連続無失点を誇る。

 リーグトップの8勝。球宴まで登板機会はあと3度となる見通しで、日本ハムでは11年ダルビッシュ(現レンジャーズ)以来となる前半戦2桁勝利が狙える。「しっかりとゲームをつくりたい」。打撃の低迷に目を向けるのは、9勝目を挙げた後だ。

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