DeNA・下園、執念の連敗ストップV打「一つ勝っただけでは取り戻せない

[ 2015年6月23日 22:13 ]

<巨・D>6回2死満塁、代打・下園は中前適時打を放つ

セ・リーグ DeNA7―2巨人

(6月23日 東京D)
 DeNAの選手会長が執念の一打でチームを連敗地獄から救った。6回、2死満塁から倉本の左前打で同点に追いついた後、再び満塁となると「代打・下園」が告げられた。

 「チームの皆がつないで、自分のところに回ってきたので、何とかしようと気持ちで打ちました」

 巨人の2番手・戸根の内角高めの直球を叩いた。詰まり気味の打球は中堅・長野が飛び込んだグラブの先に落ちた。2者を向かい入れる勝ち越しの一打。「本当に根性で、還すだけと思って打ちました。(打球が落ちて)ホッとしました」。そう言って白い歯を浮かべた。

 悪夢の12連敗。それでもチームのムードは悪くなかったという。「そんなに悪いゲーム内容ではなかったので、ベンチの雰囲気も良かった。いつか勝てるだろうと思っていた」と下園。連敗は止めたが「一つ勝っただけでは取り戻せない。あした絶対に勝てるよう皆で頑張っていきたい」と、ここから再進撃を誓っていた。

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