阪神引き分け、勝率で首位に並ぶ、広島は最下位 セの貯金チームはゼロに

[ 2015年6月23日 23:13 ]

<広・神>8回1死一、三塁、ゴメスが左越えに逆転3ランを放つ。投手大瀬良

セ・リーグ 阪神6―6広島

(6月23日 長野)
 阪神は延長12回の死闘の末に広島と6―6で引き分け。勝利数で順位は2位だが、勝率5割で、DeNAに敗れた首位の巨人に並んだ。一方の広島は中日に勝ったヤクルトに勝率で抜かれ、最下位に転落した。

 この結果、セ・リーグは全チームが貯金なしの状況となり、首位から最下位までが2・5ゲーム差以内に。いずれも60試合以上を消化した時点では史上初の事態となった。

 阪神は2回2死から今成の右中間への1号ソロで先制。立ち上がりからピンチの連続だった先発の岩田が4回4回1死二塁から丸に右越え10号2ランを浴びて逆転を許し、さらに2死一、三塁からエルドレッドに中前適時打を許して4回8安打3失点で降板。

 だが、直後の5回2死一、三塁から柴田が右中間へ2点適時二塁打を放って同点に。3―3の7回、4番手の安藤が1死一、三塁からワイルドピッチで勝ち越しを許したものの、8回に2番手の大瀬良を攻め、1死一、三塁からゴメスが左越えに逆転の7号3ランを放ち、再逆転に成功した。

 広島は先発の黒田が7回6安打3失点9奪三振と力投したが、大瀬良がゴメスに痛恨の被弾。それでも8回に新井の3号ソロで1点差とし、9回は無死一、二塁から丸の右翼線適時二塁打で同点に追いついたものの、その後の1死満塁では新井、エルドレッドが連続三振に倒れ、サヨナラのチャンスは逃した。

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