過去8度は最高でも3位…オリックス“暗雲”開幕4連敗

[ 2015年4月1日 05:39 ]

<ソ・オ>5回途中7失点で降板した西(中央)

パ・リーグ オリックス0-7ソフトバンク

(3月31日 ヤフオクD)
 まずい4連敗だ。開幕から足踏みの続くオリックスが、危険水域に入ってきた。開幕4連敗は03年以来、9度目。過去8度は最高でも3位どまりと、開幕ダッシュ失敗の影響をもろに受けるジンクスがある。

 森脇監督は「耐久力や反発力に欠けていた。投打ともにかみ合わなかったのは、おれの責任」と完敗を振り返るしかなかった。

 12~14年にかけて8連勝するなどソフトバンクに相性の良かった西でも止められなかった。初回に柳田、2回には李大浩(イ・デホ)と2本のアーチで先手を取られる。どちらも今季から新設されたホームランテラス席への一発。昨年までなら左飛だった2本に、高山投手コーチは「あの2発で冷静さを失った。慎重さが臆病になった」と敗因に挙げた。

 結局、5回にも内川に右中間テラス席への2ランを浴びてKO。ソフトバンク戦で自己ワーストの7失点を食らった西は「申し訳ないとしか言いようがない」と言葉が出てこなかった。昨季終盤からこれで鷹打線に4連敗。悪い流れになりかけている。

 昨年10月2日に優勝の夢がついえたのは、ヤフオクドームだった。それ以来の同地での再戦だったが、同じ大隣の前に完敗に終わった。森脇監督は「ファイティングポーズをとって、明日こそしっかりやりたい」とキッパリ。早くトンネルを抜けて、上昇気流に乗りたい。

 ≪12年ぶり≫オリックスが0―7で敗れ、03年以来9度目の開幕4連敗。過去、4連敗以上で発進したシーズンは最高でも3位に終わっている。また、開幕からの2試合に続き、今季3度目の零封負け。開幕から4試合で3度の零封負けを喫するのは、61年(●0―4、●1―3、●0―4、●0―7)に次いで2度目。

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2015年4月1日のニュース