ともに1球で泣いた東海大四「準優勝の喜びより、悔しさしかない」

[ 2015年4月1日 16:05 ]

<敦賀気比・東海大四>準優勝に終わり肩を落とす東海大四ナイン
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第87回選抜高校野球大会決勝 東海大四1―3敦賀気比

(4月1日 甲子園)
 準優勝にも東海大四・大脇監督の表情はかなり険しかった。「スクイズ失敗がすべて。選手はよくやったが…。今は準優勝の喜びより、悔しさしかない」。自らを責めるように指揮官は、唇をかみしめた。

 8回無死二、三塁。またとない好機で、スクイズが見破られ三塁走者が挟殺されると、流れは一気に変わった。東海大四は二塁に残った走者も還すことができず、直後に敦賀気比・松本の2点弾。「スライダー。失投です。申し訳ない」。泣きじゃくるエース大沢は、コースを狙いすぎて「置きにいった」1球を悔やんだ。

 スクイズ失敗、本塁打…。ともに1球で泣いた東海大四。「いい勉強になりました。夏までに修正したい」と大脇監督。この春に獲れなかった優勝旗に向かって東海大四は北海道で出直す。

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2015年4月1日のニュース