PL学園新監督も野球経験ない校長 廃部へ向けた動き加速か

[ 2015年4月1日 05:30 ]

 春夏合わせて7度の全国制覇を誇るPL学園(大阪)の硬式野球部監督に草野裕樹氏(63)が就任することが31日、分かった。草野氏は4月1日付で同校の新校長にも就任する。13年10月から野球部の代行監督を務めていた正井一真前校長(67)はPL教団内の人事異動で31日付で校長職を退任した。

 草野新校長は、野球部部長として09年春夏の甲子園を経験したが、野球経験はない。野球部は今春の新入部員募集を停止したことで存続の危機に直面。3年生が卒業すると、部員は11人となる。野球部の監督が2代続けて野球経験のない校長が務める異例の事態。さらにチームを支えてきた深瀬猛コーチと赤石俊二コーチが今夏限りで契約を更新されないことも分かった。今秋から実質的に指導者不在となることから、廃部へ向けた動きが加速することは否定できない。

続きを表示

2015年4月1日のニュース