大阪桐蔭 夏春連覇の夢散る…西谷監督甲子園43戦目で初零敗

[ 2015年4月1日 05:30 ]

<大阪桐蔭・敦賀気比>2回、松本(奥)に2打席連続の満塁弾を浴びた大阪桐蔭・田中

第87回センバツ高校野球第10日・準決勝 大阪桐蔭0―11敦賀気比

(3月31日 甲子園)
 エースの目に涙がにじんだ。10失点と打ち込まれ、2回途中に66球で降板した大阪桐蔭の田中は「自分のせい。申しわけない。1回を抑えていたら流れも変わった」と責任を背負いこんだ。打線の反撃もなく、あと2勝まで迫っていた史上5校目の夏春連覇の夢は思わぬ大敗で霧散した。

 準々決勝まで3試合を一人で投げ抜いて自責点1と安定していたが、立ち上がりで制球を乱して松本に2本の満塁弾を浴びた。大会屈指の強力打線も平沼の前に4安打と沈黙した。西谷浩一監督は甲子園大会43試合目の指揮で、初の零敗。「1点ずつ返して9回裏を、と思ったが力がなかった。完敗です」と肩を落とした。今夏は2連覇が懸かる。最後の打者となった福田主将は「全員で戦い、夏は優勝したい」と再出発を誓った。

続きを表示

2015年4月1日のニュース