中日・吉見 708日ぶり勝った!右肘手術乗り越えG斬り6回0封

[ 2015年4月1日 21:08 ]

<中・巨>汗を飛ばし力投する中日・吉見
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セ・リーグ 中日9―0巨人

(4月1日 ナゴヤD)
 中日の吉見一起投手(30)が右肘手術を乗り越えて復活の白星を手にした。今季初登板となった巨人戦に先発し、6回を2安打無失点。2013年4月23日の阪神戦(ナゴヤD)で勝利投手になって以来、実に708日ぶりの1勝目になった。

 球界屈指の制球力を誇る右腕が輝きを取り戻した。最速は142キロも切れのあるフォーク、スライダーを低めに集め、2併殺に打ち取るなど要所を締める“らしい”投球。味方の援護にも守られ、72球で6回を散発2安打、5奪三振。三塁を踏ませない快投をみせた。

 09年と11年に最多勝、5年連続2桁勝利を挙げた右腕が、ここ2年は右肘痛に苦しんだ。13年6月には右肘内側側副靭帯の再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、昨季はキャンプ2軍スタート。1軍で3試合に登板したものの0勝1敗、防御率4・20に終わった。

 今季初登板で完全復活を思わせる快投。帰ってきたエースが、2年連続Bクラスと低迷が続くチームの救世主になりそうだ。

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