交代打診も“拒否”!敦賀気比・平沼 13年ぶり全5試合完投Vにあと1

[ 2015年4月1日 05:30 ]

<敦賀気比・大阪桐蔭>大阪桐蔭を相手に完封勝利を挙げた平沼

第87回センバツ高校野球第10日・準決勝 敦賀気比11―0大阪桐蔭

(3月31日 甲子園)
 大量援護にも気を緩めることはなかった。敦賀気比エースの平沼が散発4安打で今大会2度目の完封劇。「直球が良くて無駄な四球もなかった。文句なし」と満足そうに話した。11点差がついていた8回終了後に交代を打診されても「絶対いくと言った。完封を狙っていた」とプライドを示した。

 昨夏もエースだった。大阪桐蔭との準決勝では初回表に5点をもらいながら6回途中まで12失点。9―15で敗れ、先輩たちに「ごめんなさい」と謝り、号泣した。日記には「9―15、絶対に忘れない」と記した。日記は常に枕元に置いた。屈辱を忘れないためだ。この日も似た展開になった。「再戦の日が来ると信じていたが、こんなこともあるんだなと思った」。悪夢を振り払うように腕を振った。直球は今大会で自身最速の143キロを計測。117球を投げ、1点も許さなかった。

 雪辱を果たし、初めて4強の壁も突破。「おまえたちは絶対優勝しろと先輩に言われた。まだ戦いは終わっていない」。全4試合に完投。02年の報徳学園・大谷(現ロッテ)以来の全試合完投で優勝を目指し眼光は鋭いままだった。

 ≪福井勢は大阪勢から春初勝利≫敦賀気比が大阪桐蔭に勝ち、福井勢は春5度目の対戦で大阪勢から初勝利を挙げた。夏は2勝2敗。

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