大瀬良 ジーター流恩返し「尊敬される選手」恩師の言葉胸に

[ 2014年12月23日 05:30 ]

前九州共立大監督の仲里清氏(左)の勇退記念パーティーに出席した大瀬良

 広島・大瀬良大地投手(23)が22日、福岡県北九州市内のホテルで開催された、今春限りで母校・九州共立大の監督を退いた仲里清氏(59)の「勇退記念パーティー」に出席。恩師から、今季限りで引退したジーター氏(元ヤンキース)をプロ野球人生の目標にするよう指令された。

 「まずはマスコミと子供たちに愛されること。そしてジーターみたいに人に(恩を)返せる選手にならないと。相手チームの選手からも尊敬される選手になってほしい」

 一見、突拍子もないように思える言葉も教え子に対する深い愛情ゆえだった。大瀬良は10勝8敗で新人王を獲得し「良くやったと思いますよ」と合格点。“注文”は人間性の部分のみ。息の長い活躍を願い、人格者として知られ慈善活動にも力を入れている大スターの名を挙げて激励した。

 大瀬良も礼儀正しさ、穏やかな性格で、すぐにチームに溶け込んだ。素養があるとはいえ、目指すべき存在はあまりにも大きい。「監督がいなかったら、プロ野球選手としても、人としても、今の僕はいない」。心酔する恩師の言葉を胸に、実現に向け、一歩ずつ階段を上がるしかない。

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2014年12月23日のニュース