阪神 金子に「金本級」条件!メジャー志向には“柔軟対応”も

[ 2014年11月24日 05:35 ]

阪神が大型契約で獲得を目指す金子

 阪神がオリックスから国内フリーエージェント(FA)権を行使した金子千尋投手(31)に対し「金本級」の大型契約を準備することが23日、分かった。国内他球団に移籍する可能性が出た場合に参戦する方針を固めているが、争奪戦は必至。2005年以来、10年ぶりのリーグ優勝へ巨額の投資もいとわない覚悟だ。

 ポスティングシステムを使ってのメジャー挑戦も視野に入れている金子に対し、阪神は動向に注意を払い情報収集を続けている。ただ、来たる時に備えての準備だけは怠らない。他球団との争奪戦を制すべく「金本級」の好待遇を検討していることが判明した。球団幹部が「この(金子)クラスになれば、単年でも5億円はくだらないのではないか。マネーゲームはしないが、他球団に負けない金額を準備します」と、構想の一端を明かした。

 条件面で一つの目安となるのが、2007年から09年まで金本知憲氏(スポニチ本紙評論家)が結んだ大型契約だ。06年オフの契約更改交渉で、球団史上最高額とされる年俸5億5000万円の3年契約を結んでいる。残留を切望するオリックスも複数年で年俸5億円(出来高含む)に迫る条件を提示しているもようで、阪神としても、それに近いものを用意する必要がある。

 金子はFA移籍となるため、阪神入団となっても移籍1年目の年俸は基本的には据え置きとなる。オリックスでの今季年俸は推定2億円とされるが、その不足分はインセンティブを手厚くすることでカバーしたい考えだ。

 単年5億円規模となればビッグマネーだが、それだけの価値はある。金子の獲得に成功すれば10年ぶりのリーグV奪回の可能性が高まる。勝てば300万人割れが続いている観客動員の面でもプラスアルファが期待でき、優勝すればクライマックスシリーズのファイナルステージ開催権も獲得できる。獲得資金を回収できる可能性も十分にあるはずだ。

 来季は球団創設80周年のメモリアルイヤー。リーグV&日本一は、ファンはもちろん球団にとっても悲願である。先発のコマ不足に悩むチームにとって、今季16勝を挙げるなど2年連続15勝以上をマークし通算90勝を誇る沢村賞右腕は是が非でも欲しい存在。現状、ドラフトで横山(新日鉄住金鹿島)ら即戦力として期待される3投手を、トレードで桑原を、それぞれ獲得した以外は、補強面で上積みがないことを考えれば、なおさらだ。

 球団内では移籍1年目オフでのポスティングシステムによるメジャー移籍を認めない方針だが、金子のメジャー志向に配慮し、2年目以降に関しては「柔軟な対応を」(球団幹部)という声もある。金子が来ることを信じ、準備を進めていく。

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