「ヤクルト成瀬」誕生!開幕投手争いし烈 石川、小川と勝負

[ 2014年11月24日 05:30 ]

13日のヤクルトとの交渉後、笑顔を見せながら会場を後にする成瀬

 ロッテから国内フリーエージェント(FA)宣言した成瀬善久投手(29)のヤクルト入りが23日、決まった。本人から球団に連絡が入り、報告を受けた真中監督はプロ11年間で通算90勝を挙げている左腕の加入に「ホッとしています」と胸をなで下ろし、さらに開幕投手争いを歓迎した。

 成瀬は13日の交渉の際に「やるからには開幕投手を狙いたい」と発言。これに対し、指揮官も「頼もしいと思うし、それくらいの気持ちで来てくれると助かるし、意気に感じる」。今季初めて開幕投手を務めた小川、さらに通算7度務めているベテランの石川も候補に挙がる中、チーム内競争が激化すれば投手力の底上げにもつながり、成瀬と同じ左腕の石川は「いるメンバーと新しいメンバーでいい競争をしたい」と意気込んだ。

 日本ハムからFA宣言し、20日に獲得が決まった大引に続く補強成功に、松井優典編成部長は「投手とセンターラインという目標の中でいい選手に来ていただいた」と喜んだ。成瀬の背番号はロッテ時代と同じ「17」、大引は「2」となった。

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