イチロー興奮 錦織快進撃に「あれは気持ちいいっすよ」

[ 2014年9月8日 05:30 ]

<ヤンキース・ロイヤルズ>5回2死一、二塁、代打のイチローは中前適時打を放つ

ア・リーグ ヤンキース6―2ロイヤルズ

(9月6日 ニューヨーク)
 ヤンキースのイチロー外野手(40)が6日(日本時間7日)、全米オープンテニスの男子シングルスで決勝に進出した錦織の快挙に賛辞を贈った。ロイヤルズ戦の5回に代打で中前適時打を放つなど複数安打で勝利に貢献。今季の代打成績は12打数6安打と驚異的だが「きょうは俺のことはどうでもいいよ」と興奮気味にまくし立てた。

 ヤンキースタジアムから約16キロの距離にある会場で達成された日本人初の快挙。錦織同様、世界の最高峰の舞台で年間262安打など数々の大リーグ記録を打ち立てた40歳は「過去にやったことがないというのは計りになる。凄いね。凄いという表現はちょっとダサいけど、気持ちがいいね。だって圧倒しているもんね。相手は(世界ランキング)1位でしょ。あれは気持ちいいっすよ」と驚きを交えて称えた。

 面識はないが、弓子夫人と同じ島根県松江市出身であることに親近感を抱く。「特別な思いだね。松江の人たちどうしているんだろうね。体育館とか集まったりしているのかな」と思いをはせた。2セット目までテレビ観戦して自宅を出発。アディダスの白いテニスシューズ「スタンスミス」を履いて球場入りした。

 日本のスポーツ選手の躍進について「明らかに前に進んでいる証でしょう。そこだよね」と感慨深げ。ヤ軍はワイルドカード圏内に4・5ゲーム差と厳しい状況だが、チーム最年長のベテランも刺激を受けている様子だった。

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2014年9月8日のニュース