岸 QVCは“自分の庭”これで9連勝、走者出しても併殺斬り

[ 2014年9月8日 21:59 ]

<ロ・西>4回1死一、三塁のピンチで福浦を投ゴロ併殺に仕留めた岸(右)は渡辺直とハイタッチ

パ・リーグ 西武7―0ロッテ

(9月8日 QVC)
 降雨コールドながらも6回無失点で今季3度目の完封、11勝目を挙げた西武・岸は、投げ慣れた西武ドームよりも敵地QVCのマウンドが“自分の庭”のようなパフォーマンスだった。

 前回5月2日にノーヒットノーラン、それ以来の登板となったが、初回に3点の援護があったこともあり3回に四球の走者、4回に初安打の走者を出してもきっちり併殺で切って取り本塁を踏ませなかった。6回表終了後に25分の中断を挟んでも全く危なげなく、その裏を投げ切ってみせた。

 西武ドームでのロッテ戦はここ2戦とも白星が付かなかったが、隙のない投球で勝ちをつかんだ。QVCに限れば9連勝。田辺監督代行は「岸は集中力を切らさずによく投げてくれた」と、コンディションが悪い中での快投に賛辞を送った。

 岸の自己最高は09年の13勝、残り約1カ月のシーズンを考えれば上積みが期待できそうだ。

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