広島 必死の継投裏目に…野村監督「粘ってほしかった」

[ 2014年9月8日 05:30 ]

<D・広>7回2死満塁、石川に逆転打を打たれ降板する中田(右)

セ・リーグ 広島4-11DeNA

(9月7日 横浜)
 広島は4点差を守り切れなかった。先発の九里を3回途中58球で降ろした必死の継投策が7回に崩れた。3番手の中田にとって2イニング目。無死一、二塁からブランコと筒香を退けて2死までこぎつけながら満塁とした後に石川に逆転打を浴びた。

 「逃げ切りというか、最初から継投は頭にあった。(中田には)粘ってほしかったけど、前の回(6回)の1点も2死から代打、代打に打たれたもったいない失点だし、7回も先頭打者を出して四球だから…」。3連勝を逃した帰り道で野村監督はいくつかの分岐点に思いを巡らせた。

 中田は自己最悪に並ぶ5失点に沈み、救援させた今井も4連打を浴びて点差を広げられた。実戦調整で出した9月初登板のミコライオも失点した後味の悪い敗戦。打線も5回1死一、三塁のロサリオの併殺打を転機につながりを欠き、敗れた巨人との差を詰める好機を逸した。

 ≪セ3強そろって足踏み≫7日のセ・リーグは巨人、広島、阪神がそろって敗戦。この3球団が同日に黒星は今季7度目。うち4度は交流戦で記録したものでリーグ戦では7月29日、8月6日に次いで約1カ月ぶり3度目。

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2014年9月8日のニュース