オリ東明 68日ぶり3勝目 7月5戦5敗も乗り越えた

[ 2014年8月15日 05:30 ]

<西・オ>3勝目を挙げたオリックス先発・東明

パ・リーグ オリックス9-4西武

(8月14日 西武D)
 もう、延長戦はゴメンだ! そんなオリックスナインの雄叫びが聞こえてきそうな猛攻だった。

 3―3の8回、一塁・メヒアの目の前でバウンドの変わるラッキーな安達の右翼線二塁打から反撃の幕は開けた。そこから1死満塁の好機を作るとヘルマン、坂口が連続適時打でウィリアムスをKO。さらに岡本篤から川端の2点適時二塁打も飛び出すなど、この回打者一巡の猛攻で、一挙6得点を挙げて試合を決めた。

 前日まで2日連続で延長戦を戦うなど、西武ドームでは今季5度も延長戦に突入。12日のカード初戦終了後、森脇監督は「3試合とも延長戦になるんじゃない?」と予告するほど接戦が多く、7回までの気配では3戦連続かとも思えたが、打線爆発で何とか回避した。指揮官は「きょうはリリーフ陣を使う気はなかった」とキッパリ。さすがに3日連続では救援陣の疲労具合が心配だが、大量得点で温存でき、スッキリとソフトバンクとの首位対決を迎えられた。

 7回7安打3失点と粘投した東明にも、うれしい3勝目がついた。7月は5戦5敗。6月7日の阪神戦(甲子園)以来となる白星に「とにかくチームが勝ったので良かった。(勝てなくて)モヤモヤしていたわけではないが、これでスッキリ次にいきたい」と喜んだ。

 4日に出発した11泊12日の遠征は、4勝1分けと負けなしで本拠地に戻り首位・ソフトバンクと対戦する。森脇監督は「うちには守るものはない。思い切りぶつかる」と宣言し、2本の適時打を放った伊藤も「この勢いのままいきたい。ソフトバンクに勝たないといけないので」と必勝を期した。首位と4ゲーム差で踏ん張り、15日にはエース金子が登場。まだまだペナントの灯火(ともしび)は消さない。

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2014年8月15日のニュース