岩隈でスイープ!ワイルドC争いBジェイズ圧倒、2位肉薄

[ 2014年8月15日 05:30 ]

<マリナーズ・ブルージェイズ>力投する岩隈(AP)

ア・リーグ マリナーズ2―0ブルージェイズ

(8月13日 シアトル)
 マリナーズの岩隈が大一番で「エースの投球」を披露した。

 ワイルドカード争いを繰り広げるブルージェイズに2連勝して迎えた一戦。「本当にこのシリーズは一番大事な試合だと思っていた」と並々ならぬ決意で臨んだ。2―0の4回2死二、三塁で川崎を迎えると、ギアチェンジ。フルカウントからこの日最速となる、93マイル(約150キロ)の直球を投じ、空振り三振に仕留めた。その後は「同じリズムにならないように」と緻密な投球で相手打線を幻惑。同学年で元同僚の川崎を「全ての球に気迫を感じた」とうならせた。

 持ち味の制球力は精彩を欠き、2、6回以外は毎回走者を背負った。それでも切れがあったカーブとスプリットを有効に使い、得点は許さなかった。エースの好投でブ軍をスイープし、4連勝で07年以来の貯金10。ワイルドカード争いは2位タイガースにゲーム差なしの3位で追走する。01年以来のプレーオフ進出の鍵を握る右腕は「一戦一戦大事に戦っていきたい」と力を込めた。

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2014年8月15日のニュース