森 先輩の代役で31歳祝砲「中村さんの誕生日だったので」

[ 2014年8月15日 14:40 ]

<西・日>2回1死、ソロ本塁打の森とハイタッチをかわす西武・中村

パ・リーグ 西武3―1日本ハム

(8月15日 西武D)
 代打で放った前夜のプロ1号に続き、この日はチームを勝利に導く2試合連続の2号ソロ。初のお立ち台に立った西武のドラフト1位ルーキー森は、本拠地の大声援を受けて「非常にうれしいです」と表情を崩した。

 2回の第1打席、1ボール2ストライクから高めの直球を叩いて軽々と右中間スタンドへ。「狙ったわけじゃないけど、振り切ったら入ってくれたので良かった」と喜びを口にした。

 この日は「6番・指名打者」で2度目の先発出場。休養した中村の“代役”として期待に応えて結果を出し、「いつもDHが中村さんで、その代わりをやったんですけど。きょうは中村さんの誕生日だったので勝てて良かったです」。ベンチで試合を見守った大阪桐蔭の先輩の31歳の誕生日を自らのバットで祝福した。

 第2、3打席は連続三振に倒れ、「そのほかの打席で残念な結果になったので、課題だと思います」と反省も忘れなかった19歳。「打てるキャッチャーになりたい。今は無理やと思うけど、いずれはキャッチャーで守りたい」と目標を掲げた。
【試合結果】

第96回全国高校野球選手権大会1回戦 大阪桐蔭7―6開星
(8月15日 甲子園)
 第96回全国高校野球選手権大会第5日は15日、甲子園球場で行われ、1回戦最後の対戦となった第2試合は、3年連続8度目の出場となった大阪桐蔭(大阪)が3年ぶり9度目出場の開星(島根)と対戦。4安打、適時打は2本ながら、9四死球と相手守備の乱れで7点を奪い、初回4失点からの逆転勝ちで2回戦進出を決めた。

 大阪桐蔭は4点を追う2回、3四死球で1死満塁とし福田の中犠飛で1点。さらに2死一、三塁から暴投で加点し、無安打ながら2点を返した。3回には先頭・中村が四球で出塁すると、峯本が左翼線適時二塁打を放って3点目。4回には無死一塁から横井の左翼線適時二塁打、5回には四球と安打で1死一、三塁としボークで同点に追いついた。

 6回には1死から連続四球で一、二塁とし、峯本の二ゴロで併殺を狙った相手の一塁悪送球で勝ち越しに成功。なおも2死三塁からボークで加点した。

 先発した2年生左腕・田中は5回5失点で降板。6回からはエース・福島がマウンドに上がり、8回に1点を失ったもののリードを守り切った。

 開星は初回、1死満塁から金築の中前打で2点を先制。さらに2死一、二塁から石原、恩田の連続適時打でこの回4点を奪い主導権を握った。だが、投手陣が9四死球と乱れ、ボークや失策も失点に絡む悔しい逆転負けで涙をのんだ。

続きを表示

この記事のフォト

2014年8月15日のニュース