済美 ヒヤヒヤ発進!安楽 2大会ぶり公式戦登板で5安打完封

[ 2014年7月16日 11:15 ]

<三島・済美>8回裏2死三塁の場面で尾崎を三振に斬り、雄叫びをあげる安楽

 昨年の選抜高校野球大会の準優勝投手でプロ注目のMAX157キロ右腕、済美の安楽智大投手(3年)が16日、愛媛県大会1回戦・三島戦(西条市ひうち)で2大会ぶりに公式戦に登板、9回5安打7奪三振の完封勝利を飾った。安楽は「夏の雰囲気に入り込めず、やばいなと思った。うれしいです」と語った。

 7回には1死二塁から2者連続三振。8回は2死三塁で4番打者を迎えて空振りを奪い、ガッツポーズも。沈黙していた打線は、9回にが敵失などに乗じて一気に8点を奪い8―0で三島を下して2回戦に進出した。

 安楽は昨年9月に右肘を故障し、公式戦登板は2大会ぶり。4月5日の開星戦で約7カ月ぶりの実戦登板を果たし、5月中旬には148キロを計測。だが、今月6日の明徳義塾(高知)との練習試合では、試合前に右足首をひねった影響もあり、この日の直球の最速は138キロ。2本塁打を含む計13安打を浴びるなど7回1/3を7失点と散々の内容だっただけに、この日の登板が注目されていた。

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2014年7月16日のニュース