ア・リーグ快勝で40勝目 ダル、上原白星貢献 トラウトがMVP

[ 2014年7月16日 12:32 ]

先制の三塁打を放ったエンゼルスのトラウト(AP)

第85回オールスター戦 ア・リーグ5―3ナ・リーグ

(7月18日 ミネアポリス)
 米大リーグの第85回オールスター戦は15日、ツインズの本拠地ミネソタ州ミネアポリスのターゲット・フィールドで行われ、ア・リーグが5―3で勝ち、今年のワールドシリーズの本拠地開幕権を得た。これでア・リーグの40勝43敗2分けとなった。先制打、そして勝ち越し打を放ったトラウト(エンゼルス)がMVPに輝いた。

 今季限りでの引退を表明しているジーター(ヤンキース)にとっても最後のオールスター。初回に打席に立った時からスタンディングオベーションで迎えられ、右翼線二塁打で歓声に応えた。さらにア・リーグはトラウトが右越え適時三塁打、1死後、カブレラが左越えへ2ランを放ち3点を先取した。

 3―3で迎えた5回にはノリス、ラミレスの連打で1死一、二塁とし、トラウトが三塁線へタイムリー二塁打を放って勝ち越した。さらに1死二、三塁としてアルテューベが左犠飛を放ち5―3とリードした。

 ナ・リーグが2回、中前打のラミレスを置きアットリーが右中間適時二塁打、続くルクロイも左越え適時二塁打で2点を返した。4回にはルクロイのライトへのタイムリー二塁打で追いついたが、その後は無得点に抑えられた。

 日本選手はレンジャーズのダルビッシュ有投手(27)とレッドソックスの上原浩治投手(39)がア・リーグのメンバーとして出場し、完璧投球を披露。日本選手の登板は2007年の斎藤隆(ドジャース)以来7年ぶりで5、6人目。同じ年に日本投手が2人投げたのは初めて。

 ▼ア・リーグ、ファレル監督の話 できるだけ選手を起用して、勝とうと話していたが、それができた。(上原は)やるべきことをやってくれた。重要な三振を奪ってくれた。

 ▼ナ・リーグ、マシーニー監督の話 こういう試合では多くのミスはできない。(ジーターには)球場全体が敬意を払っていた。後半戦も楽しみ。

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