辛島“ノーヒットワンラン”６勝目　チーム３連勝に貢献

＜オ・楽＞７回無安打１失点で６勝目をあげた辛島はファンの声援にこたえる

パ・リーグ 楽天７―１オリックス

（7月15日 京セラＤ）
　楽天の辛島は７回を投げて安打を許さず、失策による１失点のみで６勝目を挙げた。今季２戦２敗、計１０失点と苦戦したオリックスを封じ、チームを３連勝に導いた左腕は「調子はあまり良くなかったけど、何とか粘れた」と“ノーヒットワンラン”に手応えをにじませた。

　１０９球を投げ、８回から救援陣の力を借りた。２番手の福山が安打を許し、チームとして無安打でも得点されるという過去４度しかない珍記録達成は成らなかった。辛島は「球数を減らして次は完投したい」と新たな目標を掲げた。

　≪５０年ぶり５例目≫楽天は初回に失策で１点を奪われながら８回２死まで被安打０。過去に、無安打に抑え得点を与えたチームは４度だけ。６４年５月１３日に近鉄が２投手で無安打１失点に南海打線を抑えたのが最後となっており、楽天は５０年ぶり５例目の珍記録を逃した。