仙台育英 12残塁「1点が遠かった」12年ぶり8強入り逃す

[ 2014年7月16日 05:30 ]

宮城大会4回戦 東北学院2―3仙台育英

(7月15日)
 夏の3連覇はならなかった。新チーム結成後、昨秋と今春の宮城県大会を制し、優勝候補の筆頭に挙げられていた仙台育英が、4回戦で散った。8強入りを逃したのは02年以来12年ぶり。中野主将は「1点が遠かった」と、うなだれた。

 3点を追う8回、2安打と2犠飛で同点に追い付いた。だが、延長13回、3番手の佐藤世が東北学院の5番・浅野に勝ち越しソロを浴び、力尽きた。中野が「チャンスはあったが、力が入ってしまった」と唇をかんだように、12安打を放ちながら12残塁。あと1本が最後まで出なかった。
 6月に左手首を骨折したエース右腕の梅津は5回6安打3失点と本来の姿ではなかった。開幕前にナインが掲げた「東北初の優勝旗を持ち帰る」という夢は、来年以降に持ち越しとなった。

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2014年7月16日のニュース