菅野 1カ月ぶりトップタイ9勝目「立ち上がりは慎重すぎた」

[ 2014年7月16日 21:36 ]

<巨・ヤ>力投する菅野

セ・リーグ 巨人5―2ヤクルト

(7月16日 東京D)
 巨人・菅野が約1カ月ぶりの白星でリーグトップタイの9勝目を挙げた。

 前半戦の最後の試合に先発した菅野は、初回に2安打を許し31球、2回も19球と立ち上がりの2イニングで50球。「立ち上がりは慎重にいきすぎた。2回以降、大胆にいって球数が減って8回まで投げられた」。3回以降はテンポ良く打者を打ち取り、7回まで無失点とプロ初完封も狙える好投を見せた。

 しかし8回、先頭の山田に初球を左翼席に運ばれ失点すると、続く川端とバレンティンにも連打を浴びて無死一、二塁のピンチ。ただ、崩れそうで崩れないのがこの日の菅野。雄平を左飛、飯原を二直による併殺に抑え乗り切った。

 結局、132球を投げ8回を7安打1失点で交代。プロ初の連敗を挟んで6月14日の楽天戦以来となる9勝目を手にした。「久しぶりの勝ちなので本当にうれしい。勝てなくて、納得できなくて。チームに申し訳ない気持ちと自分に少し情けなかった」と勝てなかった1カ月を振り返った右腕。後半戦に向け弾みのつく1勝となった。

 打線は初回に連打と長野の三ゴロで先制。4回にもロペスと村田の連続適時打で2点を追加するなど効果的にリードを広げた。チームは47勝33敗の貯金14で首位ターンを決めた。

続きを表示

2014年7月16日のニュース