松坂 マー君へ金言「苦しいけど、休んで」

[ 2014年7月14日 05:30 ]

<メッツ・マーリンズ>西陽の強い夕方4時からの試合に先発した松坂は頭に水をかけて試合に臨んだ

ナ・リーグ メッツ5―4マーリンズ

(7月12日 ニューヨーク)
 メッツの松坂大輔投手(33)が12日(日本時間13日)、右肘じん帯を部分断裂したヤンキースの田中にエールを送った。

 先発したマーリンズ戦の試合後。「僕のように後に引きずらないような形を取ってほしい。チームのことを考えると見切り発車的な形をとる可能性もあると思いますが、先は長い。我慢して、苦しいけど、休んでほしい」と話した。

 11年6月、じん帯修復(トミー・ジョン)手術を受けた松坂は、手術前に痛みを我慢して投げ続けたことを「経験から言えば多分いいことではなかった」と振り返った。田中と同様、大型契約で球団やファンの期待を背負っていた立場だからこそ、伝えたかった。

 この日のマウンドでは直球に力があり、6回を4安打4失点、10奪三振。メジャー1年目、レッドソックス時代の07年8月4日マリナーズ戦以来、7年ぶりの2桁奪三振を記録した。自身に勝敗は付かなかったが、6回に一時勝ち越しの適時打を許し「(三振を)取りたい場面で取れたところと、取れなかったところがあった」と悔やんだ。後半戦で先発枠に残れるかは微妙。テリー・コリンズ監督は「起用法は分からない。前半戦終了後に会議をする」と話すにとどめた。

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