千金弾が通算200号 福留「何とかしたかったので」

[ 2014年4月29日 17:11 ]

広島戦の8回、通算200本塁打を達成し、ファンの声援に応える阪神・福留

セ・リーグ 阪神1―0広島

(4月29日 甲子園)
 ゼロが並ぶスコアボード。息詰まる投手戦の中、阪神のベテラン・福留の一振りがその均衡を打ち破った。

 0―0で迎えた8回2死。広島の先発・バリントンに対しチームは7回2死まで無安打に抑えられ、自身も2打席凡退して迎えた第3打席だった。カウント2―1から、138キロの直球を振り切ると、虎ファンの声援を乗せた飛球はバックスクリーン右へ。「こうやって試合で使ってもらっている。何とかしたかったので」。二塁を回ると自然とガッツポーズが飛び出した。

 値千金の今季2号は通算200号。ベンチに帰ると鳥谷が自分のことのように喜んでいたという。「それがうれしかった」と笑顔のベテラン。「これがいいきっかけになれば」と好調のチーム同様、自身の浮上も誓っていた。

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