菅野5月はオール中5日 苦しい台所事情でフル稼働

[ 2014年4月29日 05:30 ]

投球フォームを確認しながら調整する菅野

 3位の巨人が首位奪回へ向け、菅野を5月もフル稼働させる。29日のヤクルト戦に先発後、中5日で5月5日の中日戦(ナゴヤドーム)に回る予定だ。その後も中5日の登板間隔を維持し、先発陣の軸として投げまくる。川崎市ジャイアンツ球場で行われた投手練習。斎藤投手コーチは菅野について「十分すぎるくらいにやっている。今後も軸となってくれるでしょう」と評した。

 ここまで、開幕戦を含めた5試合に登板し、4勝0敗、防御率1・40とリーグ随一の安定感を誇っている。4月中にも、3度の中5日で2勝をマークした。「最初はきつかったけど、いまは中5日の体になっている」と完璧に適応している。

 29日のカード初戦を託された右腕は「できるだけ長い回を投げたい」と気合十分。この日は短距離ダッシュにキャッチボール、遠投で調整し「バレンティンや、好調な川端さんの前に走者をためないように」とイメージを膨らませた。

 ヤクルト相手に勝利すれば、4月中にリーグの他全5球団から勝利となる。珍しい現象となるが「言われてみれば、という感じ」とさらり。5勝目を挙げれば確実な自身初の月間最優秀選手(MVP)も「何度もあるチャンスではない。しっかり相手を抑えれば、結果はついてくる」と視野に入れた。

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2014年4月29日のニュース