ダル、今季初黒星…メジャー自己最短降板「すごく悔しい」

[ 2014年4月29日 12:13 ]

アスレチック戦に先発し、3回1/3を4失点と崩れメジャー自己最短で降板、ベンチでぼうぜんとするレンジャーズのダルビッシュ

ア・リーグ レンジャーズ0―4アスレチックス

(4月28日 アーリントン)
 レンジャーズのダルビッシュが“天敵”にマウンドから引きずり降ろされた。本拠地アーリントンでのアスレチックス戦に先発したが、6安打3四死球で今季ワーストの4失点、メジャー自己最短となる3回1/3で降板し、今季5度目の先発で初黒星を喫した。

 勝率で並んでいた同地区のライバルとの首位攻防戦。ダルビッシュは2回まで無失点に抑えていたものの、決して本調子ではなかった。カーブ、スライダーなどの変化球でストライクを稼ぐも直球系の制球がいま一つ。1巡目の打者9人中6人にフルカウントまで粘られ、3回途中で球数が50球を超えた。

 3回1死満塁からドナルドソンに左前2点適時打を浴びて先制を許すと、続く4回には無死一塁からレディックに右翼線への適時三塁打、続くバートンに左犠飛を許して今季ワーストの4失点。さらにソガードに四球を与えたところで投球数は83球に達し、ワシントン監督も交代を決断せざるを得なかった。

 「きょうみたいに早いイニングで降りるのは、先発としてすごく悔しい。でも、終わったこと。誰にでもこういうことが起きるので、次の先発にしっかり集中したい、という思いしか今はない」とダルビッシュ。初対戦だった一昨年5月16日に白星を飾った後、アスレチックスには7連敗となったが、右腕は前を向いた。

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