横浜・渡辺監督「3回の5失点が全て」 1回戦敗退

[ 2014年3月27日 12:05 ]

<横浜・八戸学院光星>初戦で敗れ甲子園球場を後にする横浜・渡辺監督

第86回選抜高校野球大会1回戦 横浜5―9八戸学院光星

(3月27日 甲子園)
 2年生主体のチームで出場した昨夏の甲子園メンバー9人を残す横浜(神奈川)だったが、昨秋の東北大会覇者で11年夏から3季連続準優勝した八戸学院光星(青森)に完敗を喫した。

 初回、2死二塁からロッテ・高浜卓也(24)の弟でプロ注目の4番・高浜祐仁(ゆうと=3年)が中越えに適時二塁打を放って先制。だが、投手陣が15安打9失点と打ち込まれ、コツコツと1点ずつ返す追い上げも及ばなかった。

 先発した左腕エースの伊藤将司(3年)は3回、打者9人に4安打を浴び、3四球と制球も乱れて一挙に5失点。3回2死でマウンドを2番手・日暮圭一(3年)に譲って、いったん左翼の守備につき、6回2死から再び登板した。だが、7回、先頭打者にソロ本塁打を浴びて今度は小田隼右(3年)にマウンドを譲り再び左翼に下がると、9回からは3度目のマウンドへ。9回は1死から安打を浴びながら併殺に打ち取って無失点で切り抜けたが、序盤の大量失点が最後まで響いての1回戦敗退となった。

 歴代3位の春夏通算甲子園51勝を誇る渡辺元智監督(69)は「3回に5点を失ったことが全て。伊藤はある程度打たれるのは仕方ないと思っていたが、コントロールを気にして手投げになった。夏に向け、もっと体を使って投げることを覚えさせたい」と振り返った。

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