能見、エースの自覚 集中力高め開幕戦へ

[ 2014年3月27日 19:53 ]

投内連係の練習をする阪神・能見

 東京ドームのグラウンドに足を踏み入れると、阪神の開幕投手を務める能見は真っ先にマウンドに向かった。「いろいろと想定しながら、描きながら。自分を見失わないように」と約20秒間、ホームを見つめ、集中力を高めた。

 2年ぶり3度目の大役だが、敵地、それも巨人が相手なのは初めて。「あしたはめっちゃ緊張していると思う。顔が引きつって、こわごわしているんじゃないか」と本音をこぼす。それでも静かなる闘志を内に秘め「チームが勝つために、先に崩れないように、ゲームメークはしないといけない」とエースの自覚をうかがわせた。

 キャッチボールや内野手との連係プレー、バント練習などで調整した。新しくなった人工芝の状態を入念に確認するなど余念がない。和田監督は「チームを引っ張る姿勢が体中からあふれ出ている。必ずやってくれる」と絶大な信頼を寄せるエース左腕に2014年の船出を託す。

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2014年3月27日のニュース