体調不良？ヘルマン謎の離脱　札幌帯同したのに練習欠席

オリックスのヘルマン

　オリックスよ、大丈夫か！？　２８日の開幕戦を控えたチームはこの日、北海道に移動し、札幌ドームで全体練習を行った。開幕に向けた出場選手登録２８人が発表される中、「１番・三塁」で開幕スタメンが決定していたエステバン・ヘルマン内野手（３６）が練習を欠席。まさかの離脱に、暗雲が立ち込めた。

　野間チーフトレーナーは「疲れがたまっているので、休養している」と明かしたが、遠征に帯同していただけに謎の練習欠席ともいえる。森脇監督は「それぞれコンディションを整えるのに、色々な方法がある。開幕は問題ない」と断言したものの、「明日、練習しなくても大丈夫。子どものころから野球しているんだから」と、ぶっつけ開幕もあることを示唆。想像以上に、体調不良の可能性もあるようだ。

　ヘルマンは昨年まで２年間所属した西武で、８１盗塁をマーク。昨年は・４１８で最高出塁率のタイトルを獲得した優良助っ人だ。オリックスはＶ奪還のキーマンとして獲得し、森脇監督は「ずっと１番で固定したいぐらい」と高く評価していた。『１番ヘルマン、３番糸井』が１４年型打線の核になっているだけに、体調不良で開幕を迎えれば大きな誤算になる。

　同じく誤算だったのがＴ―岡田だ。２５日の練習前に腰を痛めたため、出場選手登録から外れた。復活に燃えていた１０年本塁打王もまさかの離脱で、指揮官も「コンディションが整わないので仕方ない」と開幕メンバーから外した。右脇腹痛だった糸井、ペーニャや左足甲を痛めていた谷など、オープン戦終盤に離脱者が続々と復帰。開幕に向けて上昇ムードだっただけに、ヘルマンの体調が何とも気がかりだ。